Henry 'Junjo' Lawes - I'm The Don (1 / 3)

Henry 'Junjo' Lawes - I'm The Don (1 / 3)

2024.09.03

1970年代の後半のことだな、ある日、BARRINGTON LEVY(バリントン・リーヴィー)やLINVAL THOMPSON(リンヴァル・トンプソン)のように歌ういい感じのシンガーに出会ったんだ。
彼らの歌を聴いて、俺はいくつか作った曲を持っていて、曲を書いてもいたから、俺も彼らをプロデュースしようと思ったんだ。自分もシンガーをやっていたが、エンターテインメントの世界には少し怖さを感じていたので、プロデュースを始めたんだ。
JAH THOMAS(ジャー・トーマス)の未発表の曲や、自身の曲もあったから、ただ座ってそれらをプロデュースし始めたよ。そしたらたちまちヒットを飛ばすようになり、それが本当にビジネスに興味を持ったきっかけだな。
今でもそうだが、年を追うごとにどんどんヒットを生み出してる。
俺はお金のためではなく、全く金にはこだわってない、最高のプロデュースをしてるんだよ。そこで俺は自分自身で別のバンド、現在のROOTS RADICS(ルーツ・ラディックス)を結成し、そのバンドをキープしてるよ。
そしてその小さなバンドはジャマイカで最も素晴らしいバンドの一つになったんだよ。バーリントン、俺、そしてサイエンティストがビジネスの最前線に立って活動してるよ。

今では、高い水準の音楽、例えば弦楽器を使ったものなんかにはこだわってない。ビジネスで成果をあげるために、スタジオに行って色々な音を作り出して、それを低い価格で契約するのさ。俺はニューヨークやイギリス、ジャマイカやカナダなどにもよく行く、そこはまだビジネスが整ってないんだ。
俺らは何かを作り出しては、試行錯誤しながらやってる。結果はどうなるか分からない。ある人は「これが正しい」と言い、ある人は「そうではない」と言う。
だから俺は低い水準を保ち、貧しい人々が1枚か2枚のレコードを買えるようにしてるよ。市場で高い価格帯にはならないようにな。
そんな曲が本当にイギリスのチャートに入るポップミュージックになりえるんだ。購入者が確実にいると分かっていないのにお金をつぎ込むなんてできないしな。
俺は本当に貧しい層、第三世界の人々、三流の人々をターゲットにしてる。今年は8枚のアルバムをリリースし、今から8月までにさらに8枚をリリースする予定さ。
EEK-A-MOUSE(イーカーマウス)はツアーに出て、YELLOWMAN(イエローマン)もツアーに出てるよ。毎年、俺はチャンピオンを輩出してるよ、ビジネスを始めてから、毎年2、3人、あるいは1人のチャンピオンをな。
今年はJOSEY WALES(ジョージー・ウェールズ)とイエローマンがチャンピオンになる予定さ。それが俺のスタイルであり、新しいサウンドだ。

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