Burro Banton (4/4)

Burro Banton (4/4)

2024.09.14

「オレは学校でBurroって名前をもらった。それは学校に通っていた頃のただのニックネームだ。それからずっと変わらない。どうしてこの名前をもらったのかよく覚えていないんだ。幼少時代からのことだからな。みんなが呼び続けて、変わらなかったんだ。人々がその名前を好きなようだ。」

「ジュンジョがこのサウンドを組織し始めてから約2年が経った。約4か月前までオレはまだ参加してなかったけどな。彼はオレを初めてレコードでライブ出演させた男だ。だからオレは言うんだ:ジュンジョがオレにとっての最初のボスだし、ジュンジョのサウンドクルー以外には所属したくない。このサウンドでDEEJAYをやりたいんだ、オレはジュンジョと一緒に仕事するんだ!と。」

「オレだけじゃなくて、オレたちはチームとして働いている。なぜなら、誰もがそれぞれ異なるものを愛しているからだ。一種類の人々だけがダンスに来るわけではない。歌詞を聞いたことがあるだろう:あらゆる種類の人々がダンスに来るんだ?LITTLE JOHN(リトル・ジョン)が歌うのを聞きたい人もいれば、JOSEY WALES(ジョジー・ウェイルズ)がDEEJAYするのを聞きたい人もいるし、SHADOWMAN(シャドウマン)やTOYAN(トーヤン)を聞きたい人もいるんだ。だから、本当に長老のように振る舞うわけにはいかない。ただそれが正しく進むようにするだけだ。でもオレ一人ではできない。誰か他の人がそばにいなければならない。」

「時にはDANNY DREAD(ダニー・ドレッド)にいくつかのレコード(リディムトラック)を頼むこともあるけど、彼は自分がどうすべきかを正確に知っている。ほとんどの場合、彼はシンガーの入れ替わるタイミングもすべて把握している。彼がサウンドにとって正しい人物だと思う。ダニー・ドレッドはそれを知っている。他の誰もダニー・ドレッドほどサウンドを理解していないと思う。」

「だから、今は私たちをチームとして配置しているんだ。オレ、シャドウマン、トヤン、リトル・ジョン、LITTLE HARRY(リトル・ハリー)、BILLY BOYO(ビリー・ボヨ)… 時にはジョジー・ウェイルズも参加する。だから自然にチームなんだ。それはステージショーのようなものさ。この土曜日、スペインタウンでヴォルケーノと他のサウンドが演奏するのが楽しみだ。スペインタウン刑務所のオーバルで競技のようなものがあるんだ。」

そして、それは素晴らしかった。ヴォルケーノはPEOPLES CHOICE(ピープルズ・チョイス)と競り合っていた。ピープルズ・チョイスには彼らの側に最も強力なDEEJAYの2人、ジョジー・ウェイルズとCHARLIE CHAPLIN(チャーリー・チャップリン)がいた。ヴォルケーノの仲間にはPETER METRO(ピーター・メトロ)の才能が加わっていた。24個の巨大なスピーカーが競技の観客と審査員の周りに円を描いて立っていた。それぞれのサウンドは1時間ごとに重いラバダブを爆音で流していた。Burroとメトロは好調だったが、チャーリーとジョジーも激しい競争を繰り広げていた。残念ながらピープルズ・チョイスは機材に解決不可能な問題を抱えていたため、ヴォルケーノの仲間が早朝の最終投票で圧勝した。しかし、それは素晴らしいものだった。

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